建築系メルマガ

建材とアレルギー

建築/住宅系メルマガで、花粉症と杉無垢のフローリングの話題があった。

私の場合、杉はそれ程でもないが、ヒノキがひどい。木曽ヒノキの本場である木曽路(19号)方面へドライブに行くと、道の駅などにヒノキグッズが売っている。

ヒノキのおがくずを網に入れたものが売っていて、枕の中に入れるとヒノキの香りで癒されて安眠できるというものを買った。枕に入れて寝てみたところ、悲惨なことになった。眼はかゆいし、鼻水は出るしで、3日で廃棄処分となった。花粉だけではなくて、建材の樹種も気をつける必要がある。

ということで、3年前に住宅展示場でもらってきたヒノキグッズは、お蔵入りのまま。

檜風呂で症状が出ることはないとは思うが、自宅のお風呂に檜を使おうとは思わない。

2世代以上の同居とプライバシー

高性能思考の工務店界隈では、全館空調を効率的に行うため、間仕切りを取り払う方向になっている。そんな中で、広島発のメルマガは、プライバシー重視の方向。私の考え方と合致する部分が多い。いびきの問題とか、高齢になって難聴になり、夜寝る前に補聴器を外すと、テレビが大音量になったりする。2世代(親と未婚の子を含む)、3世代の同居では、間仕切りを取り払えない。メルマガでは、踏み込みにくい問題かもしれないが、間仕切りを取り払うって、現在放送中のドラマみたいな状況なんだろうか?w

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介護サービスの現場を知っている人ならわかると思うが、水虫の飲み薬がなかった時代の人って、爪水虫の罹患率が高い。塗り薬では爪の中に浸透しないので、飲み薬が第一選択。高齢になって色々な薬を飲んでいると、水虫の飲み薬を使うことができなかったりする。爪水虫の段階まで進むと、本人は痒くないので放置してしまう。不快な症状はなくても、菌をばらまき続けているわけで、同居の家族は、自分が完治してもすぐに再感染という無限ループ。2世帯住宅では、お風呂やトイレを別にしたいと思う。足拭きマットの交換とか、スリッパのアルコール消毒とか、感染対策って、新型コロナだけじゃない。白癬菌対策だって、相当なストレスになる。周囲の迷惑を考えないというのは、当人の性格による部分も多いけどね。

コロナ禍以前から、携帯用のアルコール消毒液は持っている。スーパー銭湯とか、温泉へ行く時用に。別に潔癖症というわけではないが、皮膚病とSTDをうつされるのは嫌だな。防げるのだから。

井戸水利用

manseok KimによるPixabayからの画像

地震などの時を考えると、非常用にあってもいいかな、と思う。庭や畑の散水、特に冬の洗車にはよさそう。エネルギー消費としては、給湯が一番大きいのだが、水道消費としては、風呂よりトイレ。在宅勤務になって、昼間の時間帯も自宅のトイレを使うようになると、水道代(下水道含む)が跳ね上がる。流す水は井戸水で、温水洗浄便座は水道水、っていうのもなんだかなぁ。井戸水の水質管理をして、温水洗浄便座も井戸水というならスッキリする。

全面的に井戸水利用にすると、問題は給湯器。井戸水対応のガス給湯器は、かなり特殊な存在で、受注生産になるようだ。壊れると交換に時間がかかりそう。実質的に、エコキュート一択になってしまう。

素人パン屋としては、どうしてもガスオーブンを入れたいので、オール電化にはしたくない。悩ましいところ。

昭和の時代を遡れば、クーラーという冷房機器は、井戸水を垂れ流して、井戸水の温度を利用して冷房していた。地盤沈下が大問題になって、使われなくなった。そういう話を始めると、地中熱ヒートポンプという恐ろしいものにたどり着くw。エネルギー的には、圧倒的にエコなエアコンだが、初期費用が…

エネルギー価格の高騰で、新築で高断熱・高気密は当然として、大邸宅で全館空調を目指す場合なら、もしかしたら、地中熱もありかな?と思ったりする。

屋根材

関西方面のメルマガ、屋根がチタンだそうで。すごいな。RC地下階付の混構造らしい。延べ床3桁坪とのことで、広大な敷地なんだろうと思っていた。画像のGPSデータを使って、衛星写真から敷地面積を割り出し、都市計画情報と付き合わせると、こんな狭い敷地で?、という設計だった。普通に建てたら、容積率超過になってしまう。傾斜地なので、地下室と車庫の容積率緩和を使っている。こういう攻めた設計は、設計事務所ならでは。特急停車駅から徒歩数分という好立地。名古屋で言うなら八事か星ケ丘あたりだろうか。利便性の高い傾斜地を狙う場合は、木造在来工法の工務店へ話を持って行っても時間の無駄になりそうだ。温熱に通じた設計事務所に限る。

昔々の瓦棒の時代、ガルバリウムはなかったので、カラートタンかカラーステンレスの二択だった。ガルバリウムの初期は、塗装品がなくて、現在のような使い方は出来なかった。伝統建築では、銅板はそれなりにあった。現在のガルバリウム縦葺屋根も、元をたどれば、瓦棒から派生した改良品になる。

意匠面、メンテナンス面、陸屋根にする/しないも含めて、屋根が一番悩ましい。切妻・寄せ棟といった、普通の三角屋根が似合うのは2階建てまで。太陽光を乗せるならガルバ、RCで色々自由に乗せたいとか、屋上庭園が欲しいなら陸屋根。周辺の町並みとの調和もあるし、道路斜線/隣地斜線/日影制限/高度地区/建ぺい率/容積率/外壁後退などの条件もある。おおよそ、どんな建物が建築可能かは、自分で判断できるが、そこに周辺環境、ハザードマップ、交通利便性、買い物や医療機関、金融機関の利便性などを加味して、使える土地かどうか、速やかに判断する能力が求められる。できれば、準防火の規制がかからない場所がいいな。名古屋市内で、40~50坪以上の整形地、3台並列駐車を条件にすると、建売業者やアパート業者などとの激烈な競争に参加することになる。

そんなんで、変型地や傾斜地で、面白い計画をしてみたいと思ったり。エレベータ設置が前提なら、扉が2方向にあるELVを使って、バリアフリーなスキップフロアもあり。自前で庭の管理をするのは手間と費用がかかる。公園や神社仏閣の借景が合理的なのでは?w。リビングから公園の桜を眺める場合、1.5階くらいが、座って桜を愛でるのに丁度いい気がする。観賞用の庭よりも、ハーブや香味野菜、山椒や柚、レモン、ブルーベリーやラズベリーといった小果樹を植えたい。