発達障害関係 + 思考方法

子ども虐待という第四の発達障害

学研のヒューマンケアブックス / 著者:杉山登志郎  / 税込 1,785 円

重い内容ではあるが、巻末に書かれた著者の思いは、感動するものがある。私自身、虐待を目の前で見てきた者として、何とかしなければならないと思う。著者が、国家レベルのネグレクトだと書いているが、まさにその通りだ。


クリエイティブ・チョイス 必ず最善の答えが見つかる

著者:堀内浩二 / 日本実業出版社 / 税込 1,575 円

最善の答えは「選ぶ」のではなく、「創り出す」。二者択一のワナに陥るな!

ビジネススクールで教える問題解決・論理思考はもちろん、直感・偶然も活かす超実践的思考法。

レビューの評価が高い本だったので読んでみた。内容の濃い、おすすめの本である。経営戦略、営業戦略、特許になりうるような新製品の開発、それだけでなく、人生の選択肢にも応用できる。すでに、こういう思考方法が身についている人には必要ない本だが。

「二者択一」という思考方法って、B.P.D.的と言えないだろうか。最高と最低を往復していて中間がない。思考の視野狭窄についても触れられているが、多分に自閉的要素だと思う。視野の範囲が「自分とおかあさん」から抜け出ていないような。専門分野にこだわりすぎて、思考の視野狭窄を起こす。伝統技能を受け継ぐ職人ならそれでいいが、素早く大きな変化の求められる分野にはそぐわない。

どうも、最近のゲーム業界などで、違和感を感じる。クリエイターって、職人のことなのか?「一芸に秀でる者は多芸に通ず」が求められる。意表を突くような斬新で素晴らしい組み合わせが見つかれば、絶大な効果を生む。

ペニシリン

細菌を培養していたシャーレに、青カビが混入してしまった。「失敗した」といってそのまま捨ててしまう人が増えてきた気がする。