画像のメタデータ
定期ルーティンの豆パン焼き。(ブラウンサーブ)
JR駅近のスーパーでお買い物。エリア的に競合が少ないせいか、値付けが高めな気がした。眺望や借景をねらうなら、この店の線路を挟んで反対側エリアは検討価値ありだと思う。ムカデやヘビくらいは、標準装備として覚悟しないといけないがw。
先日投稿したメルマガの件を、少し掘り下げてみた。
どうも、画像のメタデータを削除していないケースが気になった。CADを常用している人たちだから、一定のITスキルはあるはずなのだが、スマホで撮影して、GPSのデータ付のままネットに上げているケースが散見された。現場の場所を特定することが容易に出来る。完成見学会を開催する施主宅なら、まあいいかもしれないが(見学申込者以外の不特定多数に公開することになるので良くない)、公開しないであろう施主の場合は、どうなんだろうと思ってしまう。かなりまずい。
Word Pressのメディアライブラリへ上げる場合なら、メタデータを自動削除してくれるプラグイン(一例:EWWW Image Optimizer)があるので、インストールするのも一法。Word Pressの標準状態では、メタデータを削除してくれないので、仕組みをしっかり理解しておく必要がある。スマホで撮影した画像には、撮影した地点の緯度・経度がメタデータとして含まれていることを肝に銘じておくべき。
一番注目しているとある物件、鉄筋を組んでいる現場画像と施主名がストリートビューで確認できてしまった。特急停車駅から徒歩5~6分、第一種低層住居専用地域。建ぺい率40%、容積率60%、高さ制限10m、外壁後退1.0m。衛星写真から大まかな敷地面積が出せる。容積率60%では、言われている大きな延べ床面積は、普通には建たない。容積率の車庫緩和・地下室緩和を使っている。かなり攻めた計画で、おもしろい。
とまあ、興味がある私としては、情報が入って楽しいのだが、悪用も出来るわけで。住宅の規模からして、完成後は警備会社と契約するだろうけれど、私だったら絶対に嫌だなぁ。○○邸新築工事って、看板上げるのもやめて欲しいわ。一度、ストリートビューの撮影に拾われてしまうと、10年くらいは過去画像に残ってしまう。
駅前に立派な商業施設があって、そこから徒歩数分の閑静な住居専用地域。名古屋に当てはめれば、八事か星ケ丘の駅近物件に相当する。利便性の高い高級住宅街。だからこそ、十分な配慮が必要になる。
メルマガの性格上、アーカイブを公開している配信者を除いて、新規に登録して過去の配信が見られるわけではないし、Word Pressのメディアライブラリの画像は、削除するなり、メタデータを消した画像に入れ替えることもできるが、直接指摘するかどうかは悩ましい。複数社でやっていることだから、手に負えない感じもする。一方で、メタデータを完全削除している会社もあって、管理がしっかりしているなと思ったり。サーバーから削除しても、すでにダウンロードされてローカルに保存されていれば、打つ手なしなので、アップロードする前に確認しておかなければいけない。
自分が発注する時は、厳格な情報管理を念押ししておこうと思う。画像のメタデータから、使っているスマホのメーカー名や機種名が知られるのも好ましくない。攻撃者だけが知っている未報告のセキュリティホールが存在する可能性もあるから。
ネットにつながらず、GPSも搭載していないデジカメのExifデータなら、見る人の参考になる場合もあるので、考え方次第。Word Pressを写真サイトにカスタマイズする場合を考えれば、メタデータからカメラ名・シャッタースピード・絞り・焦点距離等を自動で読み出して表示する、といった用途も考えられるので、一律でメタデータを削除することも出来ない。
Web素材としての画像の場合は、Exifデータを完全に削除するのが妥当。ファイルサイズが小さくなって、Webサイトが軽くなるから。
スマホの画像については、アップロード前に必ず編集してメタデータを削除するか、Word Pressのプラグインを使うか、メタデータを自動削除してくれるSNSを使うか、といった手段で詳細な場所や機種名の特定を避けるよう努めるべき。
メルマガの読者に参考になる資料を提供することは、大いに結構だが、個人情報の保護が大前提。格差社会になっている現状に目を向けることも必要。