役人気質
管副総理の発言も、報道が落ち着いてきたみたいなので、解説を。
役人気質=頭が固い
ということと同じ。
論理思考は、因果関係、比較類推、統計の組み合わせによって成り立つ。役人気質とは、丸暗記と統計だけが頼りの思考回路である。
記憶力さえあれば、学業はそれなりに出来る。しかし、実社会では、複雑な論理思考が要求されるので、対応できない。因果関係、比較類推の部分がゴッソリ抜け落ちているのだ。これはアスペルガー症候群の特徴である。ニートが増えたという統計数字が出てきた。だから、就業支援をしよう、というのが官僚型の思考回路。
場当たり的な政策を繰り返して、借金を積み上げることになる。ニートが増えたなら、その原因を探って、元を断つような方法を考える。それが、本来の「問題解決」である。それが出来ない原因が役人気質であり、官僚体質である。組織にしがみつくという「依存」である。
★怪我をしてから手当をする
★怪我をしないように気をつける
どちらが賢いか。言うまでもなかろう。因果関係とは、原因と結果を結びつけて考えること。過去、現在、未来をつなげて考えること。因果関係の理解という点では、わかりやすい例がある。
【原因】 酒を飲む
【結果】 酔っぱらう
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先が読めないから、目的を見失う。治水が目的だったけれど、他の方法が開発されてきた。目的を利水に変えてみたけれど、水需要が減ってしまった。結果として、ダムを造ること自体が目的になってしまった。
目的の見失いのわかりやすい例。
【化粧の目的】 他人に自分を美しく見せること
【目的を見失うと】 化粧をすること自体が目的になる
【結果として】 電車の中で化粧する
電車の中で化粧するのと同じことをしていないか?自分の行動を見直してみる必要があろう。
最近の社説ウォッチをしていると、朝日新聞だけが見方が違うのに気付く。日米関係の緊張をあまり報道していない。ヤーグラン委員長のインタビューを掲載している。一番空気が読めている気がする。