保証切れ

DVDドライブの壊れていたシアターセットのセンターユニット、延長保証が5月31日で切れた。アンプとしては使えるのだが。持ち込み修理なので、持って行く気力がなかった。数万円のものを危険を冒して運ぶ必要もなかろう。ドライブがSACDに対応しているので、惜しい気もしたのだが。薄型で、ハイパワーD級アンプという機種は、ほとんど出回っていないので、存在価値はあった。とはいうものの、省スペース以外では、音質的なメリットはない。スイッチングアンプが開発された時、エンジニアは、アンプもすべてデジタル化されて、アナログアンプは駆逐されると断言していたのだが。30年経った今、デジタルアンプは、薄型テレビの内蔵アンプくらいのものである。スイッチングアンプでは、カタログ上のパワーはあっても、大型スピーカを鳴らしきれないのである。

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そう考えると、原発の結末に似ているような気がする。専門技術者の視野の狭さ、自分の研究分野に対する過信。MECEができていない。多分にアスペルガー的、あるいは自己愛性パーソナリティ障害的である。もし、性自認や性指向に問題を抱えていなければ、九州芸工大コースだったと思うけれども、大手メーカーには就職しなかったはず。小規模の手作り工房的な事業からスタートした、メルコみたいな方向だったと思う。

結果としては、何の専門でもない人間の、視野の広さが生きたことになる。