クロネコ

1月20日は宅急便のサービスが始まった日。

わが家へ最初に届いた宅急便は、「サカタのタネ」からだった。セールスドライバーというだけあって、配達の時に宅急便のサービス案内パンフレットを置いていった。画期的だと思った。当時は、まだエリアも狭かったけれど、集荷に来てくれて翌日配達なのだ。当時の郵便局は、殿様商売であって、小包は郵便局まで出しに行かなければならなかったし、普通郵便より配達が遅かったのである。農産種苗は第四種郵便、資材は郵便小包、それらで送れない大型のものは鉄道貨物だった。国鉄の駅まで取りに行かなければならなかった。宅急便は、まさに画期的なサービスだったのである。

最近は、郵便局へ行く用がめっきり少なくなった。どうしても郵便局でというと、内容証明くらいかな。小泉反社会性組織が行った改革は全面的に見直すべきだが、亀の言いなりでは、昭和か大正に逆戻りである。高齢者向け福祉サービスを兼ねたコンビニ的役割が落としどころか。生協や農協と重なる部分もあるけれど。

ジフィーセブン、ジフィーナインは、業務用1000個入りを箱買いしてたくさん使った。びっくりするくらいの大苗まで育つけれど、灌水の管理は大変だった。育苗に関する特許の明細書は書いたけれど、結局、出願しなかった。他にも面白いものが色々あったのだが、ちょっと惜しい気もする。遠い昔の話だが(笑) 発想の転換というのは重要である。