小皇帝
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小皇帝問題は、柳腰外交の原点でもある。
草食男子、デブ専、フケ専(2009年4月16日の日記)
ハイビジョン特集「大行進~中国“小皇帝”たちの孤独~」
(NHK BS hi 2011.02.05 20:00-21:30)
【番組内容】
急激に経済発展する中国。小皇帝と呼ばれ、わがままで手に負えなくなった子どもたちを受け入れる、民間学校の特別訓練を密着取材、子どもたちの孤独な心に向き合う。
【詳細】
急激な経済発展で増加する中国の新富裕層。一人っ子が大事にされ、何不自由ない環境が与えられる。「小皇帝」と呼ばれる子どもたちのなかには、親に暴力を振るうなど、問題行動を起こすケースが増えている。そんな手に負えない子らを立ち直らせようという、全寮制の訓練学校が江蘇省にある。番組では、訓練学校の名物訓練「大行進」に密着。世界第2位の経済大国となった中国で、孤独を抱えた「小皇帝」たちの本音に耳を傾ける。
番組を見て、親の状況を観察していると、予想通り、放任、過保護、過干渉、両極端だなと。「ほったらかし」で育てられて、漢字が読めない政治家が、どこかにいたような気がする。日本版小皇帝か。権威にしがみつく自己愛欠乏型老人というべきか。
訓練学校の高額の学費を支払える、比較的裕福な層の話だが、より収入の低い層では、虐待の割合が増えるだろう。虐待があった場合の回復は、より困難を伴う。
発達心理学的に、愛着形成期から母子分離期までが特に重要。親になる世代への啓発、教育が必要。「小皇帝」の次の世代の、問題点がより濃縮された「世襲小皇帝」が生まれつつある。日本の腐敗した政治家が、わかりやすい例。